歩行者天国、花ざかり

街灯に咲く色とりどりのハンギングバスケット

北の大地マチナカ花の展覧会「ハナアカリ」
2021.SEP

1960年代後半、日本全国で急速な車社会化が進み、街中の中心をひっきりなしに自動車が走り抜けるようになりました。そんななかで「人間性の回復」をうたって誕生したのが恒久歩行者天国・平和通買物公園。自動車のための道ではなく、花や緑があふれ散策やデート、買い物を楽しめる人のための道を作ろうと市と市民が力を合わせて作り上げた旭川市が全国に誇る財産です。

それから約50年。
今、買物公園は当時の人々が思い描いたように、色とりどりの花が飾られ、道行く人の目を楽しませています。
このイベントが、北の大地マチナカ花の展覧会「ハナアカリ」。

新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた花の生産者を応援したい、と北海道花き生産連合会や旭川生花市場などからなる北の大地マチナカ花の展覧会実行委員会が2020年に初めて企画・開催しました。
買物公園の1条から4条まで、いつもはフラッグが下がる街路灯に60個のハンギングバスケットと30個の寄せ植えが飾られています。

球根ベゴニアやカリブラコア、バーベナなど、使われている花はすべて北海道の生産者が育てたもの。
鮮やかな花が咲きほこり、旭川市民にとっては見慣れているはずの買物公園がまるでヨーロッパの街並みのよう。青空の下ではもちろんですが「ハナアカリ」の名のとおり、街灯にほんのりと照らされる夜の光景も趣いっぱい。街区ごとに色合いが変わる花を眺めながらの散策は、歩行者天国だからこそできる贅沢と言えそうです。
ハンギングバスケットを飾る花はすべて北海道産。東旭川の生産農家が大切に育ててくれました

開催は9月26日まで。
約3カ月のロングラン開催。酷暑の夏を乗り越え今も美しい花が見られるのは、毎日の水やりや花がら摘みなどの手入れを続けてきた商店街とボランティアの方々の献身の賜物。

買物公園の完成時、当時の五十嵐広三旭川市長が「次世代の市民が新しい夢を」と託した道は、多くの人に支えられ、鮮やかな夢を咲かせています。

北の大地マチナカ花の展覧会「ハナアカリ」
旭川市1条通〜4条通7・8丁目