まちなかのオアシス

旭川駅を抜けるとそこは花と緑の別天地

あさひかわ北彩都ガーデン
2021.JUL


JR旭川駅のすぐ南側、東京ドーム3つ分にもなる広大な敷地に約300種8万株の草花が春から秋まで色とりどりに咲き誇ります。2015年にグランドオープンすると、都市景観大賞(国土交通大臣賞/2015年)や土木学会デザイン賞最優秀賞(公益社団法人土木学会景観デザイン委員会/2015年)、国際造園家連盟アジアパシフィック ランドスケープアーキテクチャー賞(2017年)など数々の賞を受賞。旭川が全国に誇る庭として華々しいデビューを飾りました。

それまでの駅南エリアはヤナギやハリエンジュが鬱蒼と茂り、近くに川が流れていることさえ気づかないような場所でした。だからこそオープン直後は中心街というロケーションにも関わらず穴場的な雰囲気があったのですが、「今はもう『穴場』じゃないですよ」と、ガーデナーの島田めぐみさんは少し誇らしげにほほ笑みます。

確かにふと見回すと、色とりどりの花を旭川の工芸品・優佳良織に見立てた駅南の「川のボーダー花壇」では、制服姿の女子高生が笑顔を咲かせ、草原のような野趣味ある「メドウガーデン」ではご婦人とワンちゃんがゆっくりと散歩を楽しみ、大きなシンボルツリーの下のベンチでは記念撮影の親子連れ、と世代を超えたたくさんの人が思い思いの時間を過ごしていました。

新型コロナウイルス感染症の拡大によってこれまでの日常生活が大きく変わってしまったなか、手入れの行き届いた美しいお庭は「まちなかのオアシス」というコンセプトそのままに、心を癒す憩いの場としてしっかりと根付いていたのです。
花フェスタ旭川では「北彩都ガイドウォーク」を開催。道北アークス大雪アリーナからあさひかわ北彩都ガーデンまで歩き、ガーデナーが沿道の樹木や花、あさひかわ北彩都ガーデン内の見どころなどを解説しています

毎年同じようで、毎年違う
少しずつ変わる姿も楽しみ

駅南から鏡池プロムナードを抜けると、ガーデンセンターです。

緑の芝生が美しく敷き詰められたエリアに、1年草が主役のパレット花壇やヤナギの枝の動物たちが遊ぶ動物園、シロクマとアザラシの立体花壇など年々「仲間」が増え、華やかな空間に変わりました。

「花は生きものなので年によって咲き方が変わるし、季節ごとに咲く花も違います。だからいつ来るのかによって見える風景も違う。その違いを楽しみながら自分のお気に入りを見つけていただければ」と島田さん。

今年(2021年)は大きな改修の予定がない分、花の植え替えなど基本的なガーデンの手入れに力を入れていくのだそう。

これから夏の花が咲き始め、秋まで見ごろが続きます。

神人(かむんど)の森
トピアリー(立体花壇)
トピアリー(立体花壇)

あさひかわ北彩都ガーデンがプレオープンしたとき、こんな緑豊かな場所で花フェスタを開催できたらどんなにステキだろうとワクワクしました。

以来、関係各所と調整を続け、2020年についに花フェスタ会場の駅前周辺への移転が決定したのですが新型コロナウイルス感染症の影響によって、2年連続で来場型イベントが中止になってしまい残念でなりません。


あの時心に描いた花フェスタ、2022年こそはみなさまにご披露できることを楽しみにしています。

あさひかわ北彩都ガーデン
北海道旭川市宮前2条1丁目(ガーデンセンター)
9:00〜18:00/ガーデンシーズンは無休