花フェスタ旭川の記憶

初開催〜90年代
1990年に「大阪国際花と緑の博覧会」が開催されて以降、日本のガーデニングブームが全国へと広まっていきました。花フェスタ旭川はそのムーブメントに乗り、1994年にに開催されたのが始まりです。

当時の写真で花フェスタの歩みを振り返ります。

※花フェスタ旭川の過去の写真データをお持ちで、このサイトで掲載しても良いという方がいらっしゃいましたら、どうぞ下記お問い合わせボタンより、花フェスタの思い出とご一緒に事務局にメールをお送りください。

花フェスタの思い出を語り合いましょう。

1994年

(北海道新聞 1994年7月19日掲載)
記念すべき第1回の花フェスタ旭川の開幕予告記事を見つけました。

今でこそ花フェスタは6月上旬のイベントとなっていますが、当時は7月20日〜24日までと今より1カ月以上後に開催されていました。しかも、「花フェスタは常磐公園から始まった」と思い込んでいましたが、記事によるとメイン会場は旭川地場産業振興センター。

東神楽町によるベゴニアの立体花壇(地場産センター)や旭川農業高校による植え込み(JR旭川駅前)をはじめ、イベントも盛りだくさんで、ピアノ生演奏や大道芸パフォーマンス、自治体によるふるさと物産展なども行われていたようです。

初開催でめちゃめちゃ気合(と予算!)があったんですね。

1995年

(北海道新聞 1995年7月4日掲載/左 1995年7月28日掲載/右)
この年、メイン会場が常磐公園に移転。
イベントもコンサートやトークショー、大道芸などから、花市場や展示、講座などより花と緑に関わりの深い内容にシフトしています。

開催前には旭川市が旭川駅と空港に立体花壇を制作、フラワーボールやポットなどを並べ、ムードづくりをしていました。

1996年

(北海道新聞 1996年7月1日掲載)
96年は花フェスタの開催日が6月に。

買物公園を舞台に園芸業者など17社が集まった「ガーデンコンテスト」も開催されました。

1997年

97年から花フェスタの企画運営が現在の花フェスタ推進室に移行。当時の写真を見つけることができました。

カラーで見ると常磐公園内の立体花壇や花市場のにぎわいがより一層華やかさを増します。

愛好家やサークルが育てた花や木が多数飾られた「フラワーパビリオン」と称した超大型テントも際立っています。
このテント、高さ10m幅36m奥行29m。広さはなんと約1,000㎡。とにかく大きくて、クレーン車などを使って4日がかりで設営していました。

1998年

旭川農業高校の学生が制作したピカチュウ花壇はお子様の注目の的。
参加者の注目を引いた立体花壇。大雪山系と石狩川が流れる上川盆地を表現。ちゃんと水も流れています。

1999年

緑のプレゼントはこの頃から大人気。
このステージ、実は花フェスタ推進室のスタッフも多数参加。仕事の合間にステージで歌っていました。
フラワーパビリオンを飾る大型のモニュメントも来場者の楽しみのひとつ。
2019年まで旭川生花商組合と道北造園建設業協会がつくる「フラワーステージ」として伝統を引き継いできました。

花フェスタ旭川の記憶 2000年代前半に続きます